PIPを提案されたとき
PIPとは、いわゆる「改善計画」と言われるもので、一般的には「目標管理シート」のように題されたフォームを提示される場合が多いです。目標として提示されるものは、ほとんどの場合、一見簡単そうに見えるものがほとんどです。例えば、「コミュニケーション力の改善」など。でも、これを簡単に考えてはいけません。会社の目的は、あなたの「業務改善をした」という証拠を残すことだけです。達成したかどうかは関係ありません。それを受け入れて改善する必要があったと本人が認めたことそのものが証拠となってしまうのです。
1. PIPを提案されたら、それはあなたが「リストラの対象になった」ということに他なりません。1人ではなかなか立ち向かうことは難しいです。
2. そもそもあなたは前年度の評価に納得していますか?評価そのものがおかしいと会社に主張していかないと、リストラの対象から外れることは難しくなります。
3. 組合を通して、PIPや評価について会社に抗議し団体交渉することができます。すぐに組合に相談してください。
退職を勧められたとき
1. 「私は辞めません」と言いましょう。
すぐに組合に相談してください。1度断っても何度も退職を勧めることがわかっています。
われを失って、カッとなってはいけません。会社はそれを狙っています。
2. 「転職支援会社に行ってみないか」と言われたら
退職する気が無いのなら、絶対に行ってはいけません。退職する気があると見なされます。
3. 「あなたの評価は悪くなる」と言われたら
将来の評価について断定的な言い方をして、脅迫することはパワハラです。すぐに組合に相談してください。
4. 「あなたの仕事は無い」と言われたら
会社には雇用責任があります。適切な仕事をアサインするのは会社の責任です。あなたを辞めさせたくてこのようなことを言っているのです。組合を通して適切な仕事のアサインを会社に要求し団体交渉することができます。すぐに組合に相談してください。
減給に納得できないとき
1. 声を上げない限り、納得したと見なされます。
すぐに組合に相談してください。
今、組合は賃金減額裁判を起こしてたたかっています。ただし、この裁判で勝った場合、賃金が戻ってくるのはこの裁判の原告だけです。第二次提訴のために組合に入っていただく必要があります。
転籍・出向を断る6ヵ条
1.「転籍・出向」してもらいたいと言われたら
「私は行きません」とキッパリ答えましょう。
「考えてみます」と答えると、責めたてられたり、断りにくくなります。
2.「今のうちに行った方がいい」「仕事は確保されるし、定年過ぎても働ける」と言われたら
「私はIBMに入社したのです」
「定年までIBMで頑張ります」と答えましょう
3.「転籍・出向を断っても業務命令で行かされるのでは」と思っている人には
転籍・出向は、別の会社で働くことになりますから、「本人の同意」なしに業務命令で行かせることはできません。特に転籍については、IBMを辞めることになりますからなおさらです。
4.どう答えたらよいか、わからなくなったら
「とにかく私は行きません」と答えて、あとは黙っていましょう。
5.「短気は損気」
「こんなにうるさく言われんだったら、もう行ってやる」とカーッとならいよう、奥さんや子どもさんの顔を思い起こし、頑張りましょう。
6.不安になったら
一人だけで思いつめず、なんでも組合に相談して下さい。 私たちは、みなさんと一緒に考えサポートします。
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