社員は「数字」でしかない ―― Japan IOTができた本当の理由

子会社の方から、貴重な投稿をいただきました。ありがとうございます!
ぜひご一読ください。背筋が凍るようなお話です。

ある子会社の社員です。
先日、「IBMについて」という、海の向こうの親会社が、何を考えているかを知る社内研修がありました。
APでの経験のある人事担当の講師が、自ら「きみまろ」と称するほどの軽快な口調と裏腹に、内容は背筋の凍るような冷たい話でした。
いかにJapanの社員が、Indiaなど他の国と比べコストがかかっているか、Global Resourceの必要性が強調され、Japan IOTができた本当の理由を、初めて公式に(?)会社から聞きました。
経営者にとって社員は人間でなく、数字でしかないことが、明白に示されました。

さらに驚いたことは、話の中に、「社会的責任」と「社員への思いやり」というIBM伝統の視点が、全く欠けていたことです。
いかに景気悪化といえ、これらを会社が全く考慮していないとすると、今後世界的一流企業として存在できるでしょうか?
社会への貢献を大事にし、今もIntegrityを声高に言うIBMの経営者の本音とはこんなものなのか・・・と驚きの連続でした。
今まさに嵐のようなリストラの真最中、それを促進するためか?と思うような「タイムリー」な研修でした。

ほとんどの社員は、誠実に一生懸命働いています。坪田IBM人事担当のレターもそうですが、会社がここまであからさまに言うと、一部のHigh Performance の社員も嫌気がさし、自分のようなLowの社員も責められているようで、職場のTeamworkはなくなり、辞めていく社員もいるでしょう。それは会社の将来にとっていいことなのでしょうか?
経営者が自分の今の利益のみを追求しているようで、本当に会社の将来を考えていないのは誰だ?という疑問が浮かびました。
ここまで会社の危機と言うなら、経営者、管理職からまず辞めてコストを削減し、貢献するべきと思いました。

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