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さて、その中のひとつを、ここにご紹介したいと思います。皆様からのご意見もお待ちしています。

退職勧奨の報道を拝見して

こんにちは。 先日よりIBMの大々的な退職勧奨の報道を目にし、このHPを拝見させて頂きました。

新卒で入社した会社がIBM製品の代理店であり、IBMに対しては人並みならぬ愛着がありました。 PC部門のリストラに続き、このような報道を目にしなければいけない現状に悲しくなりました。

一部の役員や管理職の無能さの結果だと思います。 景気の良い時は特段の対策を行わず、悪い時には末端の人員整理。 この繰り返しを行っていては社員のモチベーションが上がるはずもなく、厳しい状況であればこそ、理念を失わない行動をすべきです。 今回の件は労使双方が多様な解決策を提案して模索し尽くした結果とは到底思えません。

思い出して頂きたいです、阪神大震災を。 私は詳細のエピソードを伺ったわけではありませんが、温かい気持ちになり、IBMに関われることに誇りを持て、責任の重さを痛感したものでした。 天災は防げませんが、今回のような『人災』は知恵を絞って闘えば必ず道は開けると信じたいです。

末筆ながら、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げております。

今回のリストラは、会社からの一方的な仕打ちであり、以前からの組合員も含め、多くの仲間が不条理な退職勧奨・退職強要を受けています。会社は「退職強要はしていない」と言い張っていますが、ではどういう場合が退職強要だと考えるか、と聞くと「それは裁判で明らかになるもの」と逃げの一手に徹しています。しかも、退職勧奨対象者の選出にあたっては、別記事に再掲しますが、恣意的要素が大変強いものとなっています。

おっしゃっていただいている通り、社員のモチベーションは明らかに低下し、上司の顔色をうかがいながらビクビクして仕事している人が大変増えています。会社上層部が社員を「数字」(コスト・経費)としてしか考えていないこんな状況では、会社がいつまで「Going Concern」としていられるのか疑問に感じざるを得ません。

会社はこの期に及んでも、「High Performance Culture」の考え方を必死になって社員に宣伝しています。それは、来年以降も引き続き陰湿なリストラが継続される、という意思表明でもあります。組合は、このような常に社員を分断させ脅してコントロールする施策にはまったく賛同できません。これからも我々は社員のためになる、そして巡り巡って会社のためにもなるような施策を会社に対して提言して参ります。

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