◆中央団体交渉報告(1・22) 物流部門売却「従業員代表選前には何も話せない」は問題発言 不当な低評価に対して追及

1月22日、会社と団体交渉を行いました。出席は、上部団体、組合中央役員のほかに、今回も、退職強要や不当な低評価通知を受けた新組合員を中心とした代理出席者7名が参加しました。
まずは、物流部門の売却に伴う従業員代表選出選挙にあたって、投票する従業員に対して、事前に対象業務や部門や規模などの情報公開を行えと要求しましたが、なんと従業員代表が決まってから話すから今話す必要はないといってきました。やましいことでもあるとしか考えられません。従業員代表選挙のあり方からして問題です。このことは、2回の団体交渉で執拗に抗議しました。引き続き、代理出席者を中心に、昨年からの退職強要の件や低評価について追及しました。

入社半年で退職勧奨 そして、評価“4”

今回初めて、参加したYさんは、昨年4月に中途入社し、11月に突然PBC3又は4の予告を受け、このまま残っても良いことはなく、降格、減俸になるといわれました。Mラインからは、「入社1年未満なので何のケアプログラムもないが、人事と交渉して月給3ヶ月分上乗せするように交渉した。私だけがあなたの味方だ。これはあなたにとってチャンスだ。僕が(ライン)退職したいくらいだ」と非常に不愉快な発言をされたようです。結局退職しなかったことにより、PBC評価”4”を通知してきました。入社して半年ちょっとの間に、ラインも変わり、そして退職勧奨とは、この会社は、人事、採用、育成についてどう考え、責任をとるのでしょうか。

退職勧奨を拒んだ人を集めた組織へ強制的に異動

Nさんの場合は、ラインから、退職勧奨に応じなかったため、PBC”3”又は”4”の予告通知をされ、12月に入って理事から「期待値を満たしていないので、今後解雇の可能性もある」と脅かされ、退職勧奨を拒んだ人を集めた組織へ強制的に異動させられました。不当評価、その上で職務変更や降格を迫ることを断じて行わないように抗議しました。ひどいのは、本人がPBC評価で戦々恐々としているというのに、ラインは、年明けにPBCの処理を1週間も放置しているという感覚に、いいままでまじめにやってたのかよという怒りがこみ上げていました。Nさんはスタッフ業務ですが、2~3年前から、人が減っていく中で、人員の補充のないまま、辞めた5人の仕事をまわされ、朝8:00から夜遅くまで働いていました。人の補充を頼んでも、あなたしかやれる人はいないでしょなどといって補充を考えてくれなかった挙句、突然評価”3”で、強制配転となりました。

外人に手を焼く!? 人事・労務

幕張の経理のIさんは、3rdの外人に面談でファイアー(解雇)を連呼され、心身の病気になったことに対して追及したところ、「将来の解雇の可能性について示唆しただけだと聞いている」とごまかしの調査回答でした。該当の外人がニュースペーパー(かいな)をもらいにきたところを見ると少しは気にしているようだから、ちゃんと指導するように、そして、ここはアメリカじゃなく、日本なんだから日本の法律に従うように申し入れました。アメリカ人には何もいえないんじゃないのかとの質問に、会社側は「私の立場で『はいそうです』とはいえません」と答え、伝えたかったら英語版のかいなを出したらどうですかと言う始末です。

納得いかない! と思ったら組合に加入を!

会社は、個人の業績評価方法を、ラインによる目標管理型にしているため、ラインの恣意が入ってしまうとはっきり言っています。組合員にはセーフテイーネットとして、団体交渉の場に参加して、問題を追及したり、申し入れという形で、不納得、不合理なことに対して、会社へ追及し、回答をもらうようにしています。ぜひみなさん、組合に入って納得できないことを会社に追及し、会社の仕組みを多くの人が、理解できるものに、納得性の高いものにしていきましょう。現在の会社では、自浄作用がはたらきません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。