組合は、5月13日会社と団体交渉(以下、団交)を行いました。
組合は、夏期一時金に対する会社業績スコア、ISCJからIBITにさらに出向させられる社員に対する待遇等について、そして就業規則の不利益変更について、追及しました。
▼会社業績スコアのだまし討ち▼
組合が、会社業績には量的指数と質的指標があるが、量的指標は売上高と税引き前利益で決まるので、この二つの金額がすでに出ているためすでに算出できるはずだと追及しましたが、会社は日本だけの状況では決まらないため、まだ回答できないとしました。
日本では、売上高は微減しましたが、税引き前利益は倍増していますので、昨年のスコア40に対して期待できるのではないかとさらに追及しましたが、会社は何も回答しませんでした。
ところがそのたった二日後の5月15日、会社はスコアが19であると全社員に対して発表しました。発表の前に組合に対して何の通知も行われませんでした。会社は依然として不誠実団交を続けています。
▼就業規則の不利益変更▼
会社は4月1日付けの就業規則を「文言の変更」と説明しました。しかしながら、詳細を調べると不利益変更が二点含まれていることが判明しました。
一点目は休職期間を必ず通算するようにしたことで、二点目は定年退職日を誕生日から誕生月の月末としたことです。
この不利益変更について、繰り返し追及すると、遂に会社も不利益変更であることを認めました。
なお、IBITへ出向したことによる不利益変更は団交の場で回答はできず、調査して回答するとのことでした。
▼いきなり減給を発表▼
二日前に団交をしたにもかかわらず、団交の場では減給について、一言も会社は触れませんでした。
労働条件の変更は事前に協議するように重ねて申し入れているにもかかわらず、組合を軽視しています。
▼誠実な団交を求める▼
会社の不誠実団交に対して、断固として闘っていきます。そして、団交を行ったという履歴だけを残そうとしている会社に対して、毎回の団交を実のあるものにしていくようにします。