「許すな!日本IBMのロックアウト解雇 8・1 決起集会」が8月1日夜、全労連会館で開かれました。解雇撤回裁判に立ち上がった原告団を励まそうと、会場に200人以上が詰めかけ、会場に入りきらないほどでした。
集会アピール
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本日、わたしたちは、東京・全労連会館において「許すな!日本IBMのロックアウト解雇 8・1決起集会」を開催し、会場をあふれる200人以上の仲間が参加した。集会では、日本IBMで吹き荒れるロックアウト解雇を告発するとともに、解雇攻撃とたたかうJMIU日本IBM支部の仲間を激励し、ともにたたかう決意を固めあった。
日本IBMでは昨年秋にJMIU組合員11名を含む15名の労働者に対し、就業規則の解雇要件に該当するとした指名解雇を通告したのに続き、今年5月末から6月にかけて、JMIU組合員だけでも15名に対しふたたび解雇を通告してきた(全社的な被通告者数は不明)。JMIU組合員だけでこの1年間で26名が解雇を通告されたのであり、これは130名いる組合員の2割にあたる。しかも、被解雇通告者のなかには、支部の執行委員、分会役員、産別役員などが数多く含まれ、分会のなかには、分会の中心メンバーが集中して解雇されたため、日常活動の機能を停止してしまうなど、JMIU支部の弱体化、たたかう労働組合を職場から放逐しようという組合つぶしの不当不法な会社の意図がいよいよ明らかとなった。
日本IBMの解雇の不当性はそれだけではない。15名のJMIU組合員が解雇通告を受けたのと同じ期間に、全社的には、退職強要を含め1000名以上が職場を去ったとうわさされている。解雇のもうひとつの目的が人減らしリストラの「整理解雇」であることは明らかである。
日本IBMは、さらに次の解雇・リストラ攻撃の準備をすすめ、被解雇者のリストアップをすすめているとも言われており、なんの理由もなくいつでも自由に労働者を解雇できる「解雇自由」を常態化しようとしている。解雇攻撃の嵐が吹き荒れて以降、労働者は恐怖に怯え、職場は静まりかえり、労働者の退職も後をたたない。職場の専制支配には未来がないことは明らかであり、日本IBMはただちに解雇を撤回し労働者を職場に復帰させるべきである。
JMIU日本IBM支部は、こうした攻撃に反撃するため、昨年の3名に続いて、今年6月には2名が追加提訴し、さらにいま5名が提訴の準備をすすめている。
今回の解雇攻撃は、まさに政府・財界が企む「解雇自由」の先取りであり、日本IBMを突破口に「解雇」によるリストラ人減らしを一気にひろげる恐れがある。このように、この解雇はすべての労働者にかけられた攻撃であり、JMIU・全労連が総力をあげて反撃しなければならない。裁判勝利のための署名、傍聴参加、職場・地域での宣伝を強化するとともに、今日の集会で呼びかけられた「支える会」、「全国支援連絡会」にすべての仲間、労働組合の参加を心より呼びかける。
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2013年8月1日
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許すな!日本IBMのロックアウト解雇 8・1決起集会
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*当日の内容は以下のリンク先動画でご覧になれます。
(1)JMIUあいさつ 生熊委員長
(2)全労連あいさつ 大黒議長
(3)東京地評 伊藤議長
(4)大阪労連 菅事務局長
(5)田村智子議員(共産党)あいさつ
(6)経過報告 JMIU日本アイ・ビー・エム支部 大岡委員長
(7)原告の決意表明
(8)弁護団紹介と裁判報告_1 並木弁護士
(9)弁護団紹介と裁判報告_2
(10)行動提起 JMIU 三木書記長
(11)連帯あいさつ 国交労連 宮垣委員長
(12)連帯あいさつ 全労連女性部 小澤晴美さん
(13)連帯あいさつ 争議団紹介 野中反合事務局長
(14)集会アピール採択 東京地評女性センター鶴見充子副議長
(15)閉会あいさつと団結ガンバロー 東京地本 小山内委員長
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