神奈川県労働委員会第3回調査
会社反論できず |
10月25日、神奈川県労働委員会の3回目の調査が行われました。これまでは会長室で組合側、会社側と個別の調査でした。3回目は審問室にて、両者が揃い、両者の提出書面の確認から始まる裁判形式となりました。
この労働審判は、有期雇用社員雇止めに関して、会社が故意に団体交渉の期日を遅らせる、不誠実な団交を繰り返す、等の不当労働行為に対する救済命令を求めて組合が提訴したものです。組合は、団体交渉の日程調整における会社の引き延ばし行為、団体交渉の議事録から見える会社の不誠実対応を準備書面として労働委員会に提出しました。 これに対し会社が反論する書面を提出してきましたが、審問官より「会社は、組合が提出してきた項目の全てに反論をしていませんが、それは認めたということでよろしいですか?」と質問まで出るというように、その中身はかなり粗末な内容でした。
3回の調査を終了し、1回目の審問が11月27日10時より神奈川県労働委員会にて行われます。裁判と同様に公開で誰でも傍聴することができます。前日の26日には、横浜地方裁判所にて雇止め無効を求めた裁判が開かれます。
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