雇用を守れ!賃上げ獲得

雇用を守れ!賃上げ獲得
?春闘・夏季一時金要求提出?

 いよいよ、2014年春闘が始まりました。組合は四つのスローガン「すべての仲間の賃上げを獲得しよう」「解雇、退職強要をやめさせよう」「PIP・賃金減額・降格をやめさせよう」「仲間を増やし組合に団結しよう」を掲げ、2月20日に要求を提出しました。まさしく「雇用を守れ!賃上げ獲得」春闘に突入します。

収益増で賃上げ環境整ったのに

 日本IBMは2013年度第4四半期決算報告で前年同期比4%の収益増で目標を上回り、2012年度第4四半期から5期連続の収益増を記録しました。同様に2013年度通年でも収益は4%増加しました。決算報告書には「目標も達成し、シェア獲得も果たしました」と特記されています。社長は、「日本IBMの皆さんの真摯な取り組みとコミットメントに心から感謝しています」とコメントしています。
 日本IBMでは政府からの要請にある賃上げ環境はまさしく整ったということです。

GDP「0円」や退職勧奨で疲弊

 にもかかわらず水をさすかのように、2014年度の賞与は、全従業員のGDPを「0円」にすることを1月24日に発表しました。
 さらに、2月6日からは3月中旬を締めとする退職勧奨が一斉に開始されています。ある職場では、PBC評価「1」「2+」の方にも勧奨が広がっていると相談が寄せられています。これは世界で1万5千人に及ぶと報道されている動きに連動していると思われます。この規模のリストラで2008年4Qには日本IBMのみで1300人が自主退職に追い込まれました。
 2012年(3Q)、2013年(2Q)にはロックアウト解雇まで実施され、そして2014年は1Qのリストラで従業員は疲れ果てています。

社員は差別的待遇に抗議

 2015年ロードマップを達成するためにリストラを繰り返し、従業員が物をいえなくなった会社は衰退します。
 このような会社の横暴を許さず、労使対等の立場を作るためにも、今年の春闘は重要な局面をむかえています。
 組合が実施したアンケート結果で従業員が不安に感じていることは、①雇用・リストラ ②査定・評価 ③賃金の3件であることが明確になっています。これは評価により会社から差別的待遇を受けることへの抗議とも言えます。
 それらを踏まえ、組合は160にもおよぶ要求を会社に提出しました。

全従業員に賃上げを

 何としても、
○4月1日に全従業員に消費税分3%のベースアップを実施させましょう。
○アベノミクスのインフレターゲット分平均2%の賃上げをさせましょう。
○PBC評価によらず、格差をつけることなく全従業員に賃上げを実施させましょう。
○退職勧奨やロックアウト解雇をやめさせましょう。
○賃金減額を撤回させましょう。
 みなさん、組合に団結してがんばりましょう。

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