参議院のマドンナ
吉良よし子議員に要請
組合は、7月29日、参議院議員の吉良よし子氏を招き懇談会を開きました。
吉良議員は「残業代ゼロ法案」に反対し「派遣労働者恒久化法案」の成立阻止活動を行うなど、労働問題に造詣の深い議員です。始めに吉良議員の国会活動やブラック企業規制法案についての説明がありました。
次世代まで影響するロックアウト解雇
ロックアウト解雇原告達は、2年連続で相対評価の下位15%に入っただけで解雇されるIBMのロックアウト解雇の不合理さを訴えました。吉良議員は、IBMのロックアウト解雇はご存知でしたが、選定基準が相対評価であることを知らされると、「そんなことで解雇できるのか」と驚いていました。また解雇された人が経済的に困窮し、子どものお稽古事をやめさせたり、私立学校への進学を諦めさせたりと、ロックアウト解雇が、次の世代にも影響することも訴え、再度、国会で取り上げてもらうよう要請しました。
40代で初任給を下回る賃金まで減給
組合はさらに「懲戒による減給でさえ、月10%が最高であり、それも数ヶ月間だけである」のに、勤務成績が悪く、相対評価の下位15%に入っただけで、懲戒を上回る年10%から15%もの大幅な減額をされ、それが定年まで続く不合理さを訴えました。その結果、40代なのに、新入社員の初任給を下回る賃金になった社員がいることを聞いた吉良議員は、目を丸くしていました。
今後も、組合は会社の不当なロックアウト解雇や賃金減額を追及していきます。
吉良よし子さんプロフィール: 参議院議員(東京選挙区)。「就職氷河期」世代、民間企業OLから政治の道へ。 |