【団交報告】?就業規則協議、まともな回答無し
-労働組合は変更に反対-
10月2日に秋闘一次要求の回答に対する団交を行いました。
JMIUは秋闘を春闘と並ぶ年間闘争の二本柱として位置づけています。秋闘では私たちの暮らし、雇用、職場の将来展望をかちとる課題と取り組みます。
不透明な臨時昇給
組合は従来からTCR昇給の対象にならなかった社員に対し、臨時昇給で報いるよう要求していましたが、今回会社は臨時昇給を10月1日付で実施しました。
組合 臨時昇給した人数がいつもより多い。全社では何人くらいか。
会社 各部門の判断で行った。
組 今、臨時昇給を行った理由は?
会 プロモーションと、このタイミングでラインが賃金の見直しを行った。
組 12月のMBAをまたずに昇給を行った理由は?
会 MBAでなく、今年の貢献を評価してラインが決めた。
組 人事からのガイドや原資のガイドはしたか。
会 ガイドはあった。
組 今、昇給させるという判断の理由は?
会 消費税のことを言っているのか。それも含めて貢献を評価した。
組 客観的な基準があるのか?
会 ガイドはあるが、総合的な判断だ。
組 社員全体における昇給者の割合は?
会 処理中である。部門によって方針が異なる。臨時なので随時行っている。現時点で集計していない。
組 臨時昇給があったから、MBAがないと言うことはないだろうな。
会 別物である。
組 今年、MBAを行うのか。
会 決まっていない。グローバルの決定がまだ来ていない。
健康診断有料化
組 組合は無料での診断内容拡充を要求している。オプション有料化はこれに矛盾する。
会 健保組合の財政が厳しい。
組 一般社員の声は、有料化の金額が高すぎるとの声が多い。
会 検討する。
過重労働改善へ
組 勤務時間把握のためのシステム化をすべき。
会 本人の申告に基づいてラインが承認する仕組みである。システム化の計画はない。
組 客観的に把握する仕組みを求めている。
会 Eワークや自宅勤務の人がいるので難しい。
組 厚労省は客観的な方法か、第三者による確認などを通達で求めている。正直に自己申告するのが難しい状況だからこそ、これらが必要だ。2003年に会社は労基署から指導票を受けた。その中でシステム構築を指導された。その後、何度も指導票を出されている。
会 検討は進めていく。
組 具体的な方針を示すよう要求する。会社は正しい労働時間を把握していない。だから過重労働が起きる。客観的に労働時間を把握するシステムが必要である。
会 検討する。
就業規則の会社宿題
組 説明会の資料を公開できるか。
会 検討中である。
組 休職に関する投資額とジムなどの予防措置の投資額の比較を開示してほしい。
会 必要な説明は行っている。
組 休業補償保険の件はどうなったか。
会 今年1月に満期で終了している。
組 満期ということは誰も知らない。我々は約款も見せてもらっていない。
会 背景は確認する。
組 傷病手当金を累計にする交渉はどうなっているか。
会 交渉中である。
組 欠勤時の承認プロセスの話はどうか。
会 作成中である。
組 ドラフトを事前に示してほしい。
会 持ち帰る。
組 多数回にわたる病欠で休職になる場合のプロセスはどうなっているか。
会 検討中である。
組 短期私傷病休職を命じる場合のプロセスはどうなっているか。
会 検討中である。
組 復職を判断するプロセスはどうなっているか。
会 検討中である。
組 復職後に欠勤した場合に退職となる判断プロセスについてはどうなっているか。
会 検討中である。
確定拠出年金制度変更
組 3年以内に辞めた場合、確定拠出年金を返金させる根拠は何か?
会 現在、在籍している社員には関係ない。
組 IBMの確定拠出年金を運用しているのはどこか。
会 把握していない。質問の意図がわからない。
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以上のような大変に不誠実な会社の態度を受け、組合は今回の就業規則変更については反対です。