RAやロックアウト解雇やるな
団交で会社を追及?【団交報告】
東京地裁のサム・ラダー尋問の翌日の11月18日に、組合は会社と中央団体交渉を行い、4QのRAプログラムやロックアウト解雇、MBAなどについて追及しました。
RAやロックアウト解雇をやるな
組 4QのRAプログラムは、やらないよう要求する。サムは現時点ではやらないといった。
会 具体的な計画はない。
組 4Qは始まっている。組合として明確に「やるな」と要求する。日本IBMの方針を回答していただきたい。
会 要求の趣旨は理解した。会社はビジネスニーズに基づいて動く。
組 現在そんな計画はないといったので、ニーズがないのだな。
会 IBMはニーズをいつも検討している。ニーズがあっても、やる・やらないは経営判断である。
組 検討はしているが、決定はしているということなら中止して欲しい。検討内容について労働組合と協議する必要がある。
会 協議は拒否していない。
組 事前協議は拒否している。
組 昨日のサムの尋問でロックアウト解雇はないと言った。
会 現時点で確定したものではない。
組 都労委に実効確保の措置勧告を求めた。その資料でリストラ予算計上時とロックアウト解雇が一致している。偶然ではない。
会 サムも会社も争いは好まない。予算措置が使えるときに解雇が一致したことはある。組 4Qで解雇の予定はあるか。
会 現時点ではない。
組 程度はあるが低評価を理由に解雇は許されない。
(組合のコメント:東京地裁のサム・ラダー尋問および中央団交において、会社は「現時点では」を強調して、RAプログラムもロックアウト解雇も「計画はない」と言っています。組合はリストラを阻止するため、実効確保の措置勧告や本社前宣伝行動などあらゆる手段を尽くしていきます)
CAMSSでMBA?
組 今年のMBAは?
会 11月12日に発表した。CAMSSのスキルを持っていて活用している人に適用する。
組 CAMSSというと職種と異なる。MBAの趣旨と異なる。
会 今日の日経でもあったがCAMSSの競争が激しい。その人材に投資する。SEという職種で切っている訳ではない。
組 市場からみて給与水準が低い人が対象か。高い人はどうするのか。
会 CAMSSにフォーカスしている。PMRを含めて決定する。
組 対象は何人か。
会 検討中である。
組 ルール上、CAMSSにだけフォーカスするのはおかしい。それなら臨時昇給で対応すればいい。
会 市場的に需要が高い人に投資する。
組 「CAMSSに働いている人以外はいらない」と言われている気がする。
(組合のコメント:会社はMBAの運用を全く説明もなく変更して、「CAMSSにフォーカスしている」と言ってきました。しかし対象人数すら答えられないずさんな状況です)