GBSで「ALA」始まる 【団交報告】
最大12週間幕張に拘束
8月24日の団体交渉において、GBSでALA(Accelerated Learning& Assignment)が実施されていることが明らかになりました。GBSでは2016年からセルフ・サーブ・モデル(Self Serve Model)が導入されており、ALAの実施はこの一環と考えられます。
組合はセルフ・サーブ・モデルには様々な問題があることをこれまでも指摘してきました。ALAの実施についてもその懸念点を協議しました。
ALAとは
ALAは全社的にアナウンスされていません。ノミネートされた人に所属長から個別にメールが送付されます。そのメールにある「ALA概要」という表(左下表参照)によれば、過去4週かつ先4週の稼働率が0%の人がノミネートされ、幕張で最大12週間の研修が指示されます。研修の内容はアサインサポートとスキルアップ研修が中心です。
CEPとの違い
2016年にはCEP(Career Enhancemnt Program)が実施されました。よく似た内容ですが、会社はその違いを、CEPは全社的なプログラムであったのに対し、ALAは部門内に限るプログラムであるとしています。つまり、GBS内のアサインサポートに限られるということになります。
適切な業務アサインは会社の義務
社員に適切な業務をアサインすることは会社の義務です。しかしALA概要からは全て自己責任で仕事を探すように読み取れます。これについて組合は以下のように追及しました。
組合 ALAは仕事のアサイン責任を会社が放棄していることを前提とした制度なのか。
会社 ALAは社員の方々へのサポートプログラムという位置づけであり、会社がジョブアサインの責任を放棄することを前提としたものでない。
組 アサイン決定まで最大12週間幕張で軟禁されることになる。
会 あくまで業務の一環である。
組 12週間参加してもアサインが決まらなかったらどうなるのか。
会 必要に応じて業務の見直しやアサインのサポート、再度ALAの参加を検討する。
組 「稼働対象で通常通りILCクレームする」とは、有償稼働率になるのか。
会 有償稼働時間には加算されない。
すぐに組合に相談を
会社の説明とは裏腹に社員を缶詰状態にして、アサイン先が見つかるまで鞭打ってひたすら探させるなどのやり方があればそれは問題です。さらに退職に誘導するなどの疑いがあれば、すぐに組合に相談してください。