【秋闘要求】Workdayの改善を要求

裁量労働手当・各種手当の増額も

 秋闘1次要求に続き、10月23日に秋闘2次要求を提出しました。2次要求では、日本IBM特有の様々な要求が含まれています。これには、Workdayや給与計算についての改善要求やハラスメントにかかわる問題まで多岐に渡ります。

Workday改善要求

 Workdayは、「社員の皆さんはよりスマートに働くことができるようになります」として昨年12月から導入され一年近くが経過しました。しかし、使いづらい状況は改善されていません。
 そこで、次の各要求事項に対し、改善策を社内に広く公表し、改善状況を逐次発表することを要求しました。
①月初から当日までのフレックス清算時間、深夜・休日勤務、代休勤務時間、代休取得時間、変則勤務、振替勤務のそれぞれの時間数がわかるようにすること。
②代休勤務、代休取得、各種手当の申請を就業規則に則す形でシンプルに分かりやすくすること。
③障がい者手帳を2つ以上登録できるようにすること。
④論理的な意味での組織表及び組織名が表示されるようにし、ブルーページにも反映されるようにすること。
⑤ビジネス・ネームを使えるようにすること。
⑥プロファイルの職務を正しく反映すること。
⑦勤務時間の終了理由デフォルトを「食事」ではなく「休憩」にすること。
⑧時間の表示を十進法ではなく六十進法(通常の時間表記方法)で表示すること。
⑨パフォーマンスを改善すること。
⑩年次有給休暇のカット対象日数を表示すること。

給与計算部門への要求正しく給与計算をせよ

 信じられないような給与関係の計算ミスが繰り返されています。皆さんも今一度給与明細のチェックをお勧めします。今回、次の要求をしました。
①シニア契約社員の契約内容と給与の整合性の確認を必ずとり、間違えないこと。
②社員の住所を間違えないこと。
③社会保険料標準報酬月額を間違えないこと。
④年末調整内容を給与の控除費目や支払費目に正しく反映させ、間違えないこと。

裁量勤務手当の増額要求

 他社と比べても高くなく、長年据え置かれている裁量労働勤務手当の増額を要求しました。Band7の社員は118,000円に増額(現行:70,000円)、Band6の社員は82,000円に増額(現行:50,000円)

出張手当等の増額を要求

 消費税増税に伴い社員の負担が重くなり、各種手当の改善要求が高まっています。また、これらの手当は長年据え置かれたままです。そこで、次の要求をしました。
①各種出張手当を一律500円増額すること。
②2時間以上の時間外労働をした際に支給される食事手当を500円に増額すること。

パワハラの中止要求

 ハラスメント防止法の成立を受け、現在注目されているハラスメント関連の要求も提出しました。
 2015年12月1日に、中央労働基準監督署から「退職しないと解雇だ」と言われてうつ病になった従業員が労災認定を受けた事実を重く見て、今後、このようなパワハラによる労災が発生しないよう再発防止策を策定し、発表することを要求しました。
 さらに「あなたにやってもらう仕事はないから自分で異動先を探すか退職せよ」というパワハラが横行している点を指摘し、会社はこのようなパワハラを直ちに止めることを要求しました。

違法行為者の処分要求

 労災認定・パワーハラスメント・セクシャルハラスメント・マタニティーハラスメント・パタニティーハラスメント・障がい者虐待・不当労働行為などが第三者機関で認定された場合、あるいは解雇無効判決や退職強要判決が出た場合、これらの違法行為に関わったラインマネジャー・経営層・人事担当を処分することを要求しました。

人員再配置の要求

 業務の海外移管により、職場を失い、また永年培ってきたスキルを活かせない社員もいます。当該社員については本人の意向を十分尊重した上、新職場の提示・確保と必要十分な研修を実施することを要求しました。
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 2次要求の回答日は、11月6日です。組合は1次要求で掲げた賃上げ回答の積み上げ交渉とともにこれらの協議をします。

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