秋闘1次要求提出

コロナ禍でがんばる従業員に報いよ

 JMITUは春闘に続き秋闘も実施します。秋闘は2次にわたる要求提出を行い、様々な労働条件の向上とともに年末一時金の交渉も行います。
 まずは9月15日に1次要求を提出しました。当支部の重点となる要求に加え、JMITUの3つの統一要求である「合意協力型労使関係をめざす要求書」、「安全・衛生に関する統一要求書」、「安心して働きやすい職場を求める統一要求書」を提出しました。回答指定日は10月1日です。以下に主要なものをご紹介します。

争議を解決せよ

 労働争議となっている以下4つの争議解決を要求しました。
1.パワハラ賃下げ争議を解決すること。
2.パワハラ降格争議を解決すること。
3.定年後再雇用賃金差別争議を解決すること。
4.AI不当労働行為争議を解決すること。

コロナ禍対応の要求

 組合が5月22日に出したコロナ禍で安心して働ける環境等の整備のための要求については、未だ会社回答がありません。改めて誠実に回答するよう要求しました。
1.出勤せざるを得ない従業員への1日5千円の危険手当の支給。
2.月額5千円の在宅勤務手当の支給。
3.在宅勤務環境を整備するための一時金として一律5万円の支給。

賃上げの再要求

 組合はこれまで春闘要求で賃上げ要求を提出し、会社回答を待っていました。いきなりの賃上げ停止発表に対し抗議したところ、会社は改めて要求を出して欲しい旨を表明したため、春闘要求の賃上げ再要求をしました。
 なお、都労委で交わした賃金交渉に関する協定「会社は、労働条件・賃金交渉に当たっては、自らの主張の根拠となる資料を開示して説明するなどして、組合の質問に誠実に回答する」に従い、誠実に回答するよう求めました。
1.これまでの10年以上にわたる人件費総額削減の是正をするため、平均5万円の本給(本俸)の賃上げをすること。
2.交渉のベースとなる社員数、平均年齢、平均給与、職種、年齢、バンドごとの平均給与、業界水準との比較データ等を提出して誠実に協議すること。
3.賞与計算に使われる会社業績達成度についてもIBM社内標準であるUSーGAAPに基づく決算資料を示し、会社業績達成度の決定方法及び決定過程について説明すること。
4.昇給停止発表については理由となる会社業績について曖昧な説明に終始せず、具体的な数値をもって説明すること。米国本社の業績が理由なら米国本社の数値をもって説明すること。もし説明できないのなら、米国本社から説明できる人間を連れてきて説明すること。
5.なぜ日本IBMの賃金決定に際して日本IBMの業績を考慮しないのか、その理由を具体的に説明すること。

デリバリー部門改善要求

 GTS部門やGBS部門では、無理な要員計画で案件を受注し、要員計画が本来必要な要員とあっていない状態のプロジェクトがほとんどです。よって以下を要求しました。
1.無理な要員計画の原因となっている異常に高額な要員単価を是正すること。
2.無理な要員計画での案件受注がないよう、会社が責任をもって受注前のレビュー体制を確立すること。
3.プロジェクトが始まった後、要員の増強が必要になった時、会社が責任をもって要員を増強すること。

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