3月10日に春闘重点要求に対する会社回答が出ましたが、在宅勤務の費用を従業員が自己負担させられている実態を受けとめた回答とは言えず、組合は3月11日早朝にス トライキを本社前と在宅で実施しました。今回はコロナ禍の下、本社前の参加者を絞り、本社前の模様を在宅参加者にオンライン中継しました。
以下に主な重点要求への会社回答を紹介します。
在宅勤務手当について
1ヶ月あたり8千円の在宅勤務手当を昨年3月に遡及して支給することを要求しましたが、会社は難色を示しました。在宅勤務に伴う業務目的の自宅水道光熱費は、本来、会社が負担すべきですが、日本IBMではすでに1年以上、従業員が自己負担を強いられたままです。もはや在宅勤務手当の支給が社会常識となる中、会社が負担すべき経費を労働者に転嫁することは許されません。今後も要求実現に向けてたたかっていきます。
賃上げについて
昨年会社が一方的に延期した9月1日付賃上げについて、またしてもグローバルIBMが一方的に今年5月に実施すると発表。これに対し、組合は日本の伝統的な賃上げ日程である4月1日付での賃上げを要求していました。しかし会社はこの要求を無視。しかも今年度分としての9月1日付賃上げをするのかどうかすら回答しませんでした。
今年5月の賃上げの内容については、まだ会社発表はありません。組合としては、5月の賃上げにおいて、昨年度分として本給で平均5万円、さらに今年度分として平均5万円の賃上げの実現を目指し引き続きたたかっていきます。