JMITU主要各社は好調
日本IBMでは夏ボーナスが支給されましたが、日本の多くの企業では今がまさに交渉の山場です。JMITU主要各社も下表の回答速報の通り、コロナ禍をものともせず好調な滑り出しです。まだ全ての会社の回答が揃っていないため、日本IBMの回答は上位15社中15位に位置していますが、やがて圏外に出てしまうでしょう。
個人業績率平均72%
組合推定による今年の個人業績率平均は72%です。昨年は69%でした。会社の説明では部門平均が100%になるように配分しているとのことですから、全社平均は100%になるはずです。しかし、今年の組合推定値は昨年よりわずかに高いとは言え、限りなく100%に近い数値になっていないので、はたして本当に言葉通りに運用されているのか、昨年同様、疑問が残ります。
会社業績達成度37
業績査定額は個人業績率と会社業績達成度の積算で響いてきます。今年の会社業績達成度は37( 37%という意味)です。昨年は51でした。この昨年より低い数値に、低い個人業績率平均がさらにかかることが、今年の低いボーナス平均支給額の原因になっています。
組合員は交渉継続
ボーナスは支給されましたが、組合員の場合は交渉継続中です。支給日以降に、会社提示案とは別の内容で会社・組合間で合意形成がなされた場合は、会社が差額を支給することになっています。