日本IBM従業員代表選挙

就業規則改定案に驚きの内容

 日本IBMで2021年11月1日に公示された従業員代表選挙では、就業規則改定案が提示されています。この改定案に以下2つの驚きの内容が含まれていることが判明しました。組合代表であれば、これら2つの事案に対して注意深く対処することができます。

1.変形時間労働制が適用される40時間制事業所が設置されます
内容:
 週休3日制ですが、1日10時間の勤務を就業時間とする事業所が、豊洲、大宮、川崎、箕面事業所として設立され、7つのシフト勤務が組まれます。一番早いシフトは朝7:00からの勤務、一番遅いシフトは夜9:00からの勤務です。
 かなり過酷な労働になると思われますが、11月18日に組合が会社と行った団体交渉では、会社は来年1月1日に併合する別の会社の事業所に特化した専用の就業形態だと説明しました。
懸念点:
 就業規則案には4つの事業所名が記載してあるだけです。会社は他の事業所へ広げるつもりは無いと言っていますが、歯止めとなる文言が必要です。

2.バンド6の副主任手当の支給基準が変更されます
内容:
 会社が定めるスキル及び基準を満たすまでのバンド6の学校新卒業者については副主任手当を支給しないという制度改定案です。11月18日の団体交渉で、会社は特定の職種の人にだけ適用される基準だと説明しました。
懸念点:
 制度改定案には職種限定のことが書かれていません。この支給基準が適用される職種を限定する歯止めとなる文言が必要です。

 従業員の皆さん、組合代表であればこうして皆さんとコミュニケーションを取りながら会社と協議を進めることができます。是非とも組合推薦候補への投票をお願い致します。

以上

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