ストライキで大幅賃上げを勝ち取ろう
JMITUは1月28日、第15回臨時大会を南部労政会館(東京)で開催し、現地およびオンラインで全国から約70名が参加しました。先進国では20年来、日本だけが賃金が上がらない異常な国になっており、それに物価高騰が暮らしを直撃するというかつてない状況になっています。大幅賃上げ実現にむけストライキに総決起して春闘をたたかい抜くことを確認した熱い大会になりました。
たたかう春闘再生のための歴史的転換点
三木陵一JMITU中央施行委員長が大会の冒頭であいさつを行い「今年の春闘は、40年来と言われる異常な物価高騰のもと、労働組合が石にかじりついてでも大幅賃上げを実現しなければならないという情勢だ」と組合員を鼓舞しました。「賃上げが物価上昇を下回り、実質賃金が下がったというようなことがあってはならない」と強調。「今春闘では、全国の労働組合がストライキでたたかおうと奮闘が始まっている。日本のたたかう春闘を再生させるための足掛かりを作ることができるかどうかの歴史的な転換点だ」と述べました。
ストライキが世界の流れ
激励に駆けつけた全労連の黒澤幸一事務局長が来賓のあいさつで、世界中の労働者が賃上げを勝ち取るためストライキに立ち上がっている様子をパネルを使い説明しました。「イギリスの看護師10万人がストライキをしてたたかっている。アメリカのスターバックスは300の労働組合を結成し、ストライキに立ち上がっている。この世界の労働者の流れを日本でも進めていかなければならない」と決意を述べました。また全労連が進めている、たたかう労働組合のバージョンアップとして、①ストライキでたたかえる労働組合になろう②産業別や地域での統一闘争にしっかり結集することで前進を勝ち取ろう③仲間作りができる労働組合になろう、という3点を提起しました。
集会の最後に早川中央執行委員が「23春闘・闘争宣言」を読み上げ、大幅賃上げを実現させるためには産別統一闘争を強化し、全国の組合員が総決起してたたかうことが必要。一歩も引かないかまえをつくりあげ、みんなが納得できる回答を引き出すまで絶対に妥結をしないで頑張り抜くことを確認しました。