23春闘 生活「苦しい」いまだ8割

組合に加入し大幅賃上げを勝ち取ろう

 23春闘アンケートは、日本IBMグループ、キンドリルジャパン・グループの従業員の皆さんからの回答が日に日に増えています。今回は23春闘アンケートの項目ごとの集計結果を発表します。
 集計結果は、SE系、コンサル、営業系、事務系など幅広い職種の皆さんの、生活、職場に関する要求や思いの反映です。皆さんにご協力頂いた春闘アンケートの結果は、春闘要求書の賃上げ要求額などの具体的な要求づくりのベースとなります。

賃上げ要求平均額

 賃上げ要求平均額は、57,500円となり、直近5年間で最高となりました。
 また、在宅勤務手当(日額)要求平均額は402円となりました。
 15年以上にわたり満足 な賃上げが実施されていないところに、日本IBM、キンドリルジャパンともに昨年9月の賃上げを無視したことで賃上げが1回分足りない状況(2020年から2022年の3年間に2回)が加わり、賃上げが従業員の生活実態に追いついていません。そのため、大幅賃上げの要求が強くなっており、在宅勤務手当の要求もキンドリルジャパンの日額200円の2倍となっています。

生活「苦しい」78%

 賃上げ要求の背景にある生活実感は、「かなり苦しい」「やや苦しい」の合計が78.7%になり、2021年以来3年連続で約8割にのぼっています。
 賃上げが従業員の生活実態に追いついていないところに、現在の物価高騰が直撃して実質賃下げに拍車をかけ、従業員の生活を苦しめています。さらに雇用保険料率の引き上げが4月に実施されます。よって、足りない1回分の賃上げを含め、物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げがどうしても必要です。

職場の不安・不満

 職場の不安・不満は、「賃金」が66.0%で昨年に続きトップ、続いて「雇用・リストラ」55.3%、「企業の将来」40.4%となりました。
 特に「賃金」は直近4年間で最高となり、昨年の56.9%を9ポイント以上も上回りました。

組合に加入し賃上げ交渉に参加しよう

 23春闘では、なんとしても、物価高騰を上回る大幅賃上げをストライキを構えた交渉で勝ち取らなければなりません。
 従業員の皆さん、今こそ組合に加入し、賃上げ交渉に参加しましょう。組合加入申込書は、組合ホームページ「当支部の紹介」の「組合加入申込書」からPDFでダウンロードできます。必要事項を記入し組合メールアドレスに送付して下さい。

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