賃上げ・ボーナスの上積み回答なし
全従業員の賃上げデータの回答なし
今23春闘では、組合は、5月24日に4次ストライキを決行した後も、要求を緩めることなく、日本IBM、キンドリルジャパン両社との賃金闘争を続けています。
賃上げもボーナスも実質賃下げ
下表の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数)が今年5月現在、21ヶ月連続のプラスと、物価高騰がいまだに高い水準にあるなか、既報の通り、組合推定で両社の賃上げ率、ボーナス増加率は、生鮮食品を除く総合指数の上昇率(対前年同月)を下回り、実質賃下げでした。
そこで組合は5次ストライキを構え、5次回答指定日を6月27日として、両社に以下を要求しました。
①両社は、組合が求めている物価高騰を考慮した、加えて年齢別本給下限額を踏まえた、組合員個別の賃上げ額の上積みを行うこと。(要求賃上げ率は10%および個別に+α)
②両社は、組合員個別の6月賞与支給額を、昨年より10%増となるよう上積みすること。
③両社の昨年9月の賃上げ無視で賃上げが1回分足りない状況(2020年から22年の3年間に2回)を解消するため、日本IBMは、就業規則通り今年9月に賃上げを行うこと、キンドリルジャパンは、7月と今年中にもう1回賃上げを行うこと。
④両社は、集団的労使交渉に必要な情報として全従業員の賃上げデータ(平均賃上げ額、平均賃上げ率など)を回答すること。
両社とも前進回答なし、5次スト決行
しかし、両社とも6月27日の5次回答で前進回答は無く、組合は6月29日、両社の箱崎本社前で8時45分から宣伝行動を実施し、9時から5次ストを決行。9時から9時30分までは箱崎本社前でスト行動(写真上)を実施しました。今回も前回と同様、9時から17時36分のあいだに設定した複数の時間(今回は6つの時間)の中から組合員が時間を選択して参加する形で本社前・在宅にてストを決行しました。
組合は、今後23春闘から23秋闘に移っていく過程でも、両社との賃金闘争を継続します。
組合に加入しよう
従業員の皆さん、今からでも遅くありません、ぜひ、あなたも組合に加入して賃金を上げましょう。ストライキ、賃金交渉に参加しましょう。組合員数の拡大は、賃上げ、労働条件改善を実現する交渉力の拡大となります。また組合加入は雇用をまもる力、労働条件の不利益変更の抑止力となります。
組合加入申込書は、組合ホームページ「当支部の紹介」の「組合加入申込書」からPDFでダウンロード、必要事項を記入し組合メールアドレス宛に送付して下さい。