JMITU冬ボーナス回答速報 組合員平均、昨年を3万3194円上回る

物価高騰がいまだに収まらない中、JMITUの23年末一時金闘争は、11月17日現在、99支部分会が回答を引き出しています。また、上積み回答を求めて奮闘する支部分会が広がり、上積み回答を引き出したところは、29支部分会にのぼります。左表のJMITU主要企業の支部・分会は90万円を超える回答を引き出しており、昨年冬に続き堅調です。全体としても昨年冬の水準を上回っています。JMITUの組合員平均(加重平均)は、昨年の同時期との比較でプラス3万3194円(0.12ヶ月)となっています。

東京東部では、大東工業支部が昨年妥結を28万円上回る90万円を引き出すもこれを不満とし、5万円の上積みで95万円としました。小坂研究所支部は3次回答67万円(2.24ヶ月)を引き出しました。東京西部では、超音波工業支部が6万円の上積みで100万円の大台にのせました。東京北部では、文化シヤッター支部が初回回答74万円(2.61ヶ月)を不満として、一言メッセージを集めニュースを発行するなどし、0.29ヶ月上積みの82万682円(2.90ヶ月)を引き出しました。東洋精機支部は2次回答93万5千円を引き出し、昨年妥結を19万千円上回りました愛。知地本では、川本製作所支部が3次回答121万8千円を引き出しました。京滋地本では、カシフジ支部が2次回答110万円を引き出しました。大阪地本では、宮本製作所支部が昨年妥結23万円を大きく上回る初回回答からさらに上積みを引き出し、3次回答60万円(1.64ヶ月)としています。兵庫地本では、神港精機支部が4次回答75万円(2.61ヶ月)まで引き出し、昨年妥結を16万4千円上回りました。

IBM・キンドリルの状況

下表の通り、日本IBMの組合推定平均支給額は、賃上げ日が5月1日のため、夏ボーナス時と同額の92万6千円(2.06ヶ月)で、昨年より5万7千円アップでした。また、キンドリルジャパンの組合推定平均支給額は、賃上げ日が7月1日のため、夏ボーナス時より1万6千円アップの91万6千円(2.05ヶ月)で、昨年より4万7千円アップでした。
昨年よりアップも不十分このように日本IBM、キンドリルジャパンを含め多くの支部分会で回答は昨年実績を上回っているものの要求に届かず、物価高騰を補うにはまだ不十分な水準です。まだ多くの支部分会が大幅上積みを求めて闘争を継続しています。

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