日本IBM・キンドリルジャパンは賃上げ10%を実施せよ
24春闘3月6日、賃上げ回答せよ不当回答なら7日、14日早朝行動
前号の通り、24春闘ア ンケートの結果、日本IBMとキンドリルジャパンの従業員は、賃金に最も大きな不安・不満(62%の人が選択)を抱きながら、約7割の人が生活が苦しいと実感していることがわかりました。組合は、従業員のこの厳しい生活実態を踏まえた日本IBM支部の24春闘要求書(統一回答指定日は3月6日)を、統一要求日の2月21日に両社に提出、会社に要求を対面で伝える要求団交を2月22日に日本IBMと、2月26日にキンドリルジャパンと実施しました。
賃上げ要求の内容
24春闘要求書の賃上げ要求は、少ない1回分の賃上げとして2024年4月1日付で賃上げを実施すること、さらに24年度分の賃上げを24年9月1日付で(キンドリルジャパンは24年7月1日付で)実施することを要求しています。その内容は以下から成っています。(1)全従業員(正社員、契約社員、プロフェッショナル・ブルー、シニア・プロフェショナル、シニア契約社員、臨時雇用者・派遣労働者を含む)の本給(本俸・月額賃金)を10%引き上げること。(2)本給が下表の年齢別本給下限額(組合が独自に設定)を下回っている従業員について、本給を下表の年齢別本給下限額以上に引き上げること。
組合の賃上げ交渉の構え
以上の通り、組合は物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げを両社に要求しており、これに対する有額回答が3月6日に無い場合は、組合は翌7日早朝に日本IBM箱崎事業所前で、14日早朝にキンドリルジャパン本社前で宣伝行動を実施します。また、宣伝行動といっしょにストライキを実施するため、当支部が掲げる項目についてスト権を確立するためのスト権投票を現在実施中です。さらに、組合は交渉状況に応じた数次の回答日と宣伝行動(ストライキ)を計画しています。
組合に加入し、いっしょにたたかいましょう
24春闘では、なんとしても、物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げをストライキを構えた交渉で勝ち取らなければなりません。従業員の皆さん、今こそ組合に加入し、いっしょにたたかいましょう。組合へのご連絡は3面の「組合なんでも相談窓口」までお願いします。ウェブからは組合トップページ上部の「ご意見ご相談」をクリックし、記入、送信して下さい。