IBM、キンドリルは賃上げ回答をせよ
JMITU24春闘要求の回答指定日の3月6日、日本IBM、キンドリルジャパンは回答を行いました。しかし、この日の回答では両社とも、本給の10%引き上げを柱とする、物価高騰を上回る賃上げ要求に対し、有額回答をしませんでした。
組合は、両社の3月6日回答を不服として、翌7日、午前9時からストライキ(1次スト)を決行、従業員の生活軽視に抗議しました。1次ストは、日本IBM箱崎事業所前で、午前8時45分からの宣伝行動に続き、9時からストライキ行動(写真上)を決行。一人でも多くの組合員が抗議の意思を示せるように、参加時間を9時から17時36分の間に設定した6つの時間から選択、出社または在宅にて参加する形で実施しました。
春闘の時期にリストラを強行する日本IBM
かいな2月5日号にて、IBMが1月24日、2023年第4四半期の連結決算発表の中で23年と同規模の人員を削減する方針を発表したことをお伝えしましたが、その後、組合には日本IBMの従業員の皆さんから退職勧奨にあったという情報が寄せられ、また組合員の新規加入があり仲間が増えました。しかし皆さん、おかしいと思いませんか。日本で事業を行う日本IBMが、日本で多くの企業が賃上げ回答をする春闘の時期に、賃上げ回答をせず去年も今年もリストラを強行しているのです。賃上げの前にリストラで昇給原資を捻出せよと海の向こうから命令でも受けているのでしょうか。日本IBMは、他の多くの企業と同様、集団的労使交渉を行い、春闘の賃上げ要求に対する有額回答をすべきです。日本で事業を行う企業の社会的責任を果たすべきです。
組合に加入しよう
日本IBM、キンドリルジャパン両社では、賃上げが1回分少ない状況(2020年から23年の4年間に3回)であるところに、現在の物価高騰が直撃して従業員の生活を苦しくしています。従業員の皆さん、生活改善が実感できる大幅賃上げを勝ち取り、リストラから雇用をまもるため、今こそ組合に加入し、いっしょにたたかいましょう。組合へのご連絡は3面の「組合なんでも相談窓口」までお願いします。ウェブからは組合トップページ上部の「ご意見ご相談」をクリックし、記入、送信して下さい