JMITU夏ボーナス回答速報 組合員平均昨年を120,668円上回るバンド7以下一般職推定昨年を上回る

組合員平均昨年を120,668円上回るバンド7以下一般職推定昨年を上回る
日本IBM 平均1,005,000円キンドリルジャパン平均948,000円

JMITU 24夏季闘争では、回答指定日である6月5日に、全国51支部分会で夏ボーナスの回答を引き出しました。6日現在の集計では、春闘時にすでに妥結している38支部分会を含めた89支部分会の組合員平均は、昨年同時期との比較で+120,668円(+0.10ヶ月)となっています。1年前のかいな2427号では、組合員平均は昨年同時期との比較で+43,467円(+0.06ヶ月)とお伝えしましたので、今年のプラス額は昨年を大幅に上回っています。支部分会別では、とりわけ、東京北部・文化シャッター922,631円(前年比+114,803円)、栃木・日本板硝子(804,185円(同+235,323円)、東京東部・大東工業940,000円(同+240,000円)、東京西部・電設650,000円(同+250,000円)、東京西部・田原電機538,000円(同+269,000円)、東京南部・宇野沢組鉄工所703,163円(+119,232円)、神奈川・三和エレクトロニクス759,959円(同+161,025円)、長野・日酸TANAKA934,599円(同+255,767円)、兵庫・甲南電機655,000円(+175,000円)など、昨年を大幅に上回ったところがひろがりました。また、7日の統一行動日には、東京東部・日本ロール支部が早朝から1時間、東京西部・超音波工業支部が午後3時から2時間のストライキに立ち上がりました。その他の支部も、物価上昇からくらしをまもるためにも大幅な上積みを求めて闘いを継続しています。

両社ランキング圏内、昨年よりアップも不十分

6月6日現在、JMITU主要企業の夏ボーナス回答速報(ランキング)は下表の通りとなり、日本IBMとキンドリルジャパンは昨年に続きランキング圏内でした。両社の2024年夏ボーナスの組合推定平均支給額(本体・バンド7以下一般職)は下表の通り、日本IBMが100万5千円(2.22ヶ月)、前年比+7万9千円、キンドリルジャパンが94万8千円(2.08ヶ月)、同+4万8千円でした。これは24年のボーナス支払に使われた会社業績達成度が日本IBM「106」、キンドリルジャパン「96」と異例の高水準になったためですが、けして喜べる状況ではありません。なぜなら、24年の本給の組合推定平均賃上げ率は日本IBM1.1%、キンドリルジャパン2.1%と低水準で、24年のボーナス込みの年収の増加が物価高騰に追い付いておらず、また算定根拠が不明瞭なままの会社業績達成度が下がれば年収の減少になるからです。会社は、物価高騰を上回る年収の引き上げを、本給の引き上げと、わかりやすい「本給×月数」でのボーナス支給によって実施すべきです。

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