日本IBMグループ、キンドリルジャパン・グループの従業員の皆さん、今リストラにあっていなくても、今リストラの兆しや予告がなくても、予防のために今すぐわたしたちの組合「JMITU日本IBM支部」(以下、組合)に加入しましょう。もちろん、リストラにあった時、リストラの兆しや予告があった時も、すぐに組合に加入しましょう。兆しや予告の段階でも、あなたはすでにリストラのターゲットにされているかもしれません。実際にリストラにあっている場合、例えば、激しい退職勧奨がすでに複数回行われてから組合に加入した場合、雇用は守れても退職勧奨を払いのけるには相当な労力を要することもあるのです。また、今は兆しや予告であっても、すぐに激しい退職勧奨がやって来てもおかしくはないのです。
リストラのツール
リストラのツールには次のようなものがあります。▼低評価▼PIP(業績改善プログラム)▼賃下げ▼降格(以上は「パワハラ4点セット」)▼LPIC(LowPerformance IdentificationConversation)=上司が低パフォーマンスと判断した従業員を対象にした業績改善プログラム。目標未達になると次にPIPに進む▼ボトム10~15%=部門が業績下位10~15%と判断した従業員を退職させるため、CheckpointでLowPerformerのフラグ付けをする▼退職勧奨=退職すれば退職加算金・再就職支援プログラムがあることをうたって退職を勧奨する面談▼改善計画やキャリアプランの要求=退職勧奨を断ると執拗に要求される今後の改善計画やキャリアプラン▼退職強要=退職を断っても執拗に繰り返される退職勧奨▼ロッアウト解雇=日本IBMが2012年~2015年に行った、期限(約1ヶ月後)までに自主退職すれば退職加算金・再就職支援プログラムを提供する、自主退職しなければこれらは提供せず期限の日にあなたを解雇します、という解雇予告
リストラの兆し
リストラの兆しは、上司が低評価、PIP、LPICに言及していない、あるいは会社や部門が人員削減の計画を発表していない段階で、職場で今までとは違う様子が見られるようになってきた状況です。次のようなものがあります。▼上司の言動が攻撃的・威圧的・不穏になってき▼ た自分の部門で最近、退職者がちらほら出るようになった▼自分の部門で最近、他部門への転出者がちらほら出るようになった
リストラの予告
リストラの予告には次のようなものがあります。▼上司の低評価/PIP/LPICを予告する発言=上司が「このままだと低評価/PIP/LPICになる」と断定する発言、またはその可能性を告げる発言(LPICがあるのはIBMのみです)▼人事からの低評価予告メール=日本IBMがリーマンショック直後の2008年の大リストラで使用した、人事からの「このままだと低評価になる」と予告するメール▼グローバルまたは部門の人員削減の数値発表▼部門業務の縮小発表▼部門業務のAI置き換え発表▼部門業務の海外・関連会社などへの移管発表▼部門の分社化発表=分社化で発足した会社でリストラが行われた事例は多数ある
今すぐ組合に加入しましょう
いかがでしょうか。リストラにはこのようなツール、兆しや予告がありますから、今リストラにあっていなくても、今リストラの兆しや予告がなくても、予防のために今すぐ組合に加入しましょう。組合には日本IBMグループだけでなく、キンドリルジャパン・グループの従業員の皆さんも加入できます。組合へのご連絡は、3面の「組合なんでも相談窓口」までお願いします。WEBからはトップページの「ご意見ご相談」をクリック、記入して送信して下さい。