AI不当労働行為事件都労委で勝利和解!


AI不当労働行為事件都労委で勝利和解!


東京都労働委員会において、8月1日、JMITU、JMITU東京地本、JMITU日本アイビーエム支部は、日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)との間で、給与調整(賃金査定)におけるAI(人工知能)の利用について和解が成立しました。AI不当労働行為事件の背景は、2019年8月に日本IBMがAI(ワトソン)を賃金査定に導入すると発表したことに対して、組合が、AIに考慮させるデータの項目やAIの上司に対する提案内容の開示などを求めて団交で要求しました。しかし、日本IBMが開示を拒否したため、不当労働行為(不誠実交渉、支配介入)に当たるとして、2020年4月、東京都労働委員会に救済申立を行っていました。以下に声明を紹介します。

勝利和解にあたっての声明

JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)JMITU東京地方本J部MITU日本アイビーエム支部JMITU日本アイビーエム支部弁護団1東京都労働委員会において、2024年8月1日、私たち労働組合(以下、労組)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)との間で、給与調整(賃金査定)におけるAl(人工知能)の利用について次の合意を含む内容の和解が成立した(別紙)。⑴日本IBMは、労組に対し、賃金査定でAlに考慮させる項目全部の標題を開示する。⑵日本IBMは、労組に対し、⑴の項目と賃金規程上の評価項目との関連性を説明する。⑶日本IBMは、労組が組合員の賃金査定について昇給ゼロ、減額、低評価などの具体的な理由とともに(2面に続く)

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