前号の通り、25春闘アンケートの結果、日本IBMとキンドリルジャパンの従業員は、最も多く(65.6%)の人が賃金に不安・不満を抱きながら、100%の人が生活が苦しいと実感していることがわかりました。
組合は、従業員のこの厳しい生活実態を踏まえた日本IBM支部の25春闘要求書(統一回答指定日は3月5日)を、統一要求日の2月19日に日本IBMに提出、その前日の2月18日にキンドリルジャパンに提出しました。
25春闘要求書の賃上げ要求は、少ない1回分の賃上げと2025年度分の賃上げを実施すること、物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げとして本給を10%引き上げることを要求しています。以下に抜粋します。
賃上げ要求
(1)本来、就業規則通りに賃上げが実施されていれば、2020年から2024年までの間に5回賃上げがされていなければなりませんが、4回しかされておらず、賃上げが1回分少ない状況です。その一方、21年からの物価高騰で従業員の生活は厳しさを増しています。これを受け、少ない1回分の賃上げとして25年4月1日付で賃上げを実施すること、さらに25年度分の賃上げを25年5月1日付で(キンドリルジャパンは25年7月1日付で)実施することを要求します。
(2)上記(1)の賃上げは、全従業員(正社員、プロフェッショナル・ブルー、シニア・プロフェッショナル)の本給(本俸・月額賃金)を10%引き上げること。
組合の賃上げ交渉の構え
以上の賃上げ要求に対して満足な有額回答が3月5日に無い場合は、組合は翌6日早朝に日本IBM箱崎事業所前で、13日早朝にキンドリルジャパン本社前で宣伝行動を実施します。また、宣伝行動といっしょにストライキを実施するため、当支部が掲げる項目についてスト権を確立するためのスト権投票を現在実施中です。さらに4月以降にも交渉状況に応じたストライキと宣伝行動を計画しています。
組合に加入し、いっしょにたたかいましょう
25春闘では、なんとしても物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げを、ストライキを構えた交渉で勝ち取らなければなりません。従業員の皆さん、今こそ組合に加入し、いっしょにたたかいましょう。組合へのご連絡は3面の「組合なんでも相談窓口」までお願いします。ウェブからは組合トップページ上部にある「ご意見ご相談」をクリックし、記入、送信して下さい。