JMITU25春闘要求に対する統一回答日の3月5日、それぞれの会社から一斉に回答がありました。JMITUは、納得いく回答を引き出すまでは絶対に妥結しない構えと態勢をつくりあげ、 ストライキで低額回答に断固抗議する方針を立てました。回答なしや回答が不十分な支部・分会は、翌6日の統一ストライキを決行しました。
南部地協リレーストライキ
JMITU東京地本・南部地協(東京地方本部・南部地区協議会)は、3月6日のJMITU25春闘第1次統一ストライキとして、リレーストライキを展開しました。リレーストライキは、南部地協に所属する支部・分会のストライキをリレーで激励する一日行動を、一面で紹介した日本IBM箱崎事業所前でのストライキ行動を皮切りに実施しました。また、ストの合間に、争議でたたかっているノバ・バイオメディカル支部の本社前宣伝行動の支援を行いました。
ノバ・バイオメディカル本社前宣伝行動
日本IBM箱崎事業所前でのストライキ行動に続いて、ノバ・バイオメディカル支部の本社前宣伝行動では、マイク宣伝をしながらチラシを配布し、会社がノバ・バイオメディカル支部の委員長に対して行っている不当な配転に抗議しました。
桂川精螺分会スト
続いて、桂川精螺製作所本社前では、統一回答日に会社から回答がなかったことに抗議し、ストライキ行動に入りました。行動では、桂川精螺分会の古畑分会長が「10年以上も低額な回答が続いている。大幅な賃上げで生活を改善することを要求する」と訴えました。
宇野沢組鉄工所支部スト
夕方からは、宇野沢組鉄工所支部がストライキに突入する予定でしたが、当日開催された団交で会社が24年ぶりのベースアップ(1万円)実施の回答をしたため、ストライキを中止しました。
25春闘統一ストライキ集会決
25春 議闘統一ストライキ集会決議文の抜粋を紹介します。わたしたちは今日、大幅賃上げをはじめとする春闘要求の実現をめざし、統一ストライキに決起した 。いま、コメをはじめとする食料品やガソリンなど、生活必需品の高騰がくらしを直撃している。名目の賃上げ率から物価指数を差し引いた実質賃金は3年連続で前年比マイナスとなっている。JMITUの試算では、45歳・4人家族の標準世帯で、この間の物価高騰による毎月の負担増は3万円にもなっている。昨日示された賃上げ回答は、「物価高騰に見合った賃上げ」とはとうてい言えない。経営者には労働者のくらしをまもる責任がある。あらためて、労働組合の要求を正面から受け止め、物価高騰に負けない大幅賃上げの回答を示すことを強く求めるわ 。たしたちは、物価高騰に負けない大幅賃上げを勝ち取るまでは一歩も引かない。みんなが納得できる回答を引き出すまでとことんがんばりぬく。世界各国は物価高騰から国民のくらしをまもるために積極的な最低賃金引上げをすすめている。日本もいますぐ全国一律1500円の最低賃金を実現しよう。わたしたちは、職場の団結と産業別統一闘争を強化し、全国の仲間とともに、物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げ、労働時間短縮などすべての仲間の要求実現のために職場と地域で共同をひろげたたかう。以上、決議する