賃金あげろ!物価高騰から生活を守れ
23春闘の行動が本格化しています。
1月12日昼、国民春闘共闘・全労連・東京春闘共闘・千代田春闘共闘は、東京都内で「23春闘闘争宣言行動」として、厚生労働省前行動、丸の内デモ、経団連包囲行動(左写真)を行いました。
また1月24日の夜、国民春闘共闘委員会と東京春闘共闘会議は、中野ゼロホールで「23国民春闘総決起集会」を開催しました。
経団連包囲行動10%の賃上げを
1月12日昼、厚労省前行動と丸の内デモを行った後の経団連包囲行動には「賃金を上げろ!物価高騰から生活を守れ」と横断幕やプラカード、のぼりを掲げ500人が参加しました。
経団連前で主催者あいさつに立った国民春闘共闘の小畑雅子代表幹事(全労連議長)は、コロナ禍、物価高騰のもとでも大企業は内部留保を着実に増やし続け505兆円になったことを指摘。「賃上げができないのではない。労働者に正当な分配がされていない」と述べました。さらに「長引くコロナ禍、それに追い打ちをかける物価高騰のもとで大幅賃上げ・底上げは私たち働く者にとって待ったなしの課題だ。10%以上・月額で3万円以上の賃上げを求めて労働組合の交渉力と団結力で春闘をたたかい抜いこう」と呼びかけました。
続いて、産別の代表者が春闘をたたかう決意を表明し、JMITUの鈴木透副委員長は「今春闘は、40年ぶりの物価高騰の中で賃金をなんとしても上げる必要がある。そのため定昇と物価高騰分に加え、実質賃金を下降から上昇に変えるために大幅賃上げが必要だ。JMITUの春闘方針において、納得のいく回答を引き出すまで絶対に妥協しない構え、ストライキを軸とした行動でたたかうことを提起している」と述べました。最後にシュプレヒコールあげ行動を終了しました。
23国民春闘総決起集会ストライキでたたかおう
1月24日夜、国民春闘共闘委員会と東京春闘共闘会議は、「たたかう労働組合のバージョンアップ」「低賃金と物価高騰から生活をまもる大幅賃上げ・底上げを」「軍拡・増税でなく社会保障の拡充を」をスローガンに掲げ、23国民春闘総決起集会(右写真)を開催しました。会場の中野ゼロホールには600人を超える参加者が集まりました。
主催者あいさつに立った東京春闘共闘会議の矢吹義則代表は「いま政府がやるべきことは、実質賃金が低下し続けている労働者の賃金を引き上げるためのその方策を作ること。物価高騰から暮らしを守り経済を立て直すこと、が喫緊の課題である」と指摘。実質賃金を上昇に転じさせるため「たたかう労働組合の出番だ。ストライキを構え賃上げ交渉をしていくことが大切だ」と述べました 。
続く基調報告で国民春闘の黒澤幸一事務局長は「最大の交渉力であるストライキを構えて春闘をたたかおう」と訴えました。続いて産別・職場の代表者による熱のこもった春闘の決意表明、集会アピール読み上げ・採択、行動提起が行われました。
最後に閉会のあいさつで全労連の小畑雅子議長は「たたかう労働組合を進化させよう」と呼びかけ集会は終了しました。